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更新日:2024年11月27日
全国的にインフルエンザの患者報告数が流行期の目安となる患者数を上回っています。基本的な感染対策を心がけましょう。
インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。38度以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感などの症状が比較的急速に現れることが特徴です。併せて風邪と同じように、のどの痛み、鼻汁、咳などの症状も見られます。子どもではまれに急性脳症を、高齢者や免疫力が低下している人では二次性の肺炎を伴うなど、重症になることがあります。
咳やくしゃみをしている人がマスクをつけて周りに広げないようにすることが咳エチケットです。インフルエンザをはじめ、咳やくしゃみの飛沫により感染する感染症は数多くあります。周りの人に感染させないためにも、症状がある場合は咳エチケットを心がけましょう。咳がひどい時は無理をせず休養しましょう。
流水・石鹸による手洗いは手指など体についたインフルエンザウイルスを物理的に除去するために有効な方法です。インフルエンザウイルスにはアルコール製剤による手指衛生も効果があります。
空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。特に乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って適切な湿度(50~60%)を保つことも効果的です。
体の抵抗力を高めるために、十分な休養とバランスのとれた栄養摂取を日ごろから心がけましょう。
インフルエンザが流行してきたら、特に高齢者や基礎疾患がある人、妊婦、体調不良の人、睡眠不足の人は、人混みや繁華街への外出を控えましょう。やむを得ず外出して人混みに入る可能性がある場合には、ある程度、飛沫感染などを防ぐことができる不織布(ふしょくふ)製マスクを着用することは一つの予防法です。
インフルエンザワクチンは、感染後に発症する可能性を低減させる効果と、発症した場合の重症化予防に有効と報告されています。
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