ここから本文です。
更新日:2011年9月1日
上下水道部では、いつでも安全で良質な水をお届けできるよう、細心の注意をはらっています。
でも、毎日、水道を使っていて水の色やにおいが、ふと、気になることがあるかもしれません。
そんなときは、このQ&Aをご覧ください。疑問に思っていたことが、解決するかもしれません。
また、水質に関するご質問は上下水道部水道課浄水係にお願いします。
水道水の中に空気が入り小さな気泡になると、水が白く見えます。コップに入れると、徐々に下のほうから透明になっていきます。空気が原因ですので、もちろん飲んでも問題はありません。
給水管で亜鉛メッキがされているものは、亜鉛が溶け出して白い水が出たり、沸騰した時に白くなることがあります。この現象は、給水管に水が溜まっている時間が長いほど発生しやすく、朝の使い始めにみられます。
亜鉛は人体に必須元素で、大豆や牡蠣に豊富に含まれており、健康に害はありませんが、水質基準の1.0mg/リットルを超えると白濁し、味を悪くします。また、多く摂取した場合は、体外に排泄されます。
また、亜鉛の溶出が進行すると、鋼管が露出して錆による赤水が発生しやすくなります。
このような時は、お客様に給水管を他の種類の管に、布設替えすることをお勧めしなければならない場合があります。
浴槽の水が青く見える場合がありますが、これは海の水が青く見えるのと同様、光の加減によるものです。特に浴槽の色がアイボリー系の場合、青く見えるようです。
また、浴槽やタオルが青くなる場合がありますが、これは屋内の配管から銅が溶け出し、石けんと反応して「銅石けん」となり青くなるものです。石けんの成分が残らないように、浴槽やタオルをよく洗ってください。
水道工事や、断水などのために、水道管の中を流れている水の速さや方向が変わって、蛇口から赤い水が出ることがあります。これは、管の中の鉄さびが原因です。
水を出しておくと、きれいな水になります。
またお客様の古くなった鉄製の給水管からさびが流れ出し、水が赤くなることもあります。
水道水をお客さまに安全にお届けするため、塩素による消毒をしているためです。どうしても塩素のにおいが気になるときは、いったん水を煮沸すると,においはなくなります。
水道水が蒸発した後に残ったミネラル分です。水道水の中にはカルシウム・マグネシウムなどのミネラル分が含まれています。
これらは水分が蒸発すると残るため、やかんや加湿器の口など水の蒸発や乾燥が繰り返される部分に付着して白くなります。
災害に備えて、家庭で飲料水を備蓄する場合、水道水を保存することは、有効な手段の一つになります。
水道水は、細菌や病原菌などで汚染されないように消毒しているため、くみ置きして飲用する場合、時間の経過や水温の上昇により、また光が当るほど残留塩素(消毒の効果)が消失し、安全性が低下します。この残留塩素については、水道法で皆様の家庭の蛇口で水1リットルにつき、0.1mg以上の遊離残留塩素を保持するように塩素消毒することと定められています。
本市の水道水は、場所によって遊離残留塩素の濃度が多少異なりますが、どの蛇口においても概ね1リットルにつき、0.2mg以上保持するようにしていますので、水道水の保存期間は、日の当たらない場所で保存する場合は約3日間、冷蔵庫に保存する場合は約1週間が目安です。
ただし、あくまでも目安ですので、くみ置きした水はなるべく早く飲用するようにし、また、より安全のため、煮沸してからご使用ください。
水道水の保存方法
粒が硬く茶色ぽい場合は水道管の鉄さびです。朝の使いはじめなど、古くなった屋内の水道管から出ることがあります。
粒が柔らかく黒い場合は給水装置(蛇口)に使われているゴムの劣化であると思われます。
お問い合わせ