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更新日:2023年10月20日

AEDの流れ

AED(自動体外式除細動器)とは

AUTOMATEDEXTERNALDEFIBRILLATORの略です

AEDの流れ、解説一覧

  1. AEDの到着と準備
  2. 心電図の解析
  3. 電気ショック
  4. 心肺蘇生法の再開
  5. AEDの手順と心肺蘇生法の繰り返し

AEDの使用手順

心肺蘇生法を行っている途中で、AEDが届いたらすぐにAEDを使う準備をします。

  • AEDにはいくつかの種類がありますが、どの機種でも同じ手順で使えるように設計されています。AEDは電源が入ると音声メッセージとランプで、あなたが実施すべきことを指示してくれますので、落ち着いてそれに従ってください。

ポイント

  • AEDは赤ちゃんから大人まで、すべての年齢の人に使用できます。
  • AEDの使用に関しては、小学生以上を成人、未就学児(おおよそ6歳)以下を小児とします。
  • AED本体に小学生~大人用(成人用)と未就学児用(小児用)の2種類の電極パッドが入っている機種や通常モードと未就学児用モードの切り替えがある機種があります。

 1.AEDの到着と準備

1.AEDを傷病者の横に置く

AEDを傷病者の頭の横に置きます。

AEDを置く場所

貼り付け

2.AEDの電源を入れる

  • AEDのふたを開け、電源ボタンを押します。ふたを開けると自動的に電源が入る機種もあります。
  • 電源を入れたら、以降は音声メッセージとランプに従って操作します。

AEDの電源を入れる

電源

3.電極パッドを貼る

  • 傷病者の衣服を取り除き、胸をはだけます。
  • 電極パッドの袋を開封し、電極パッドをシールからはがし、粘着面を傷病者の胸部にしっかりと密着し貼り付けます(貼り付ける位置は電極パッドに絵で表示されていますので、それに従って下さい)。
  • 機種によっては電極パッドのケーブルをAED本体の差込口(点滅している)に入れるものがあります。

ポイント

  • 電極パッドは、胸の右上(鎖骨の下)及び左下側(脇の下5~8cm、乳頭の斜め下)の位置に貼り付けます。電極パッドを貼り付ける際にも、できるだけ胸骨圧迫を継続してください。
  • 電極パッドは、肌との間に隙間を作らないよう、しっかりと貼り付けます。アクセサリーなどの上から貼らないように注意します。
  • 小学生~大人用(成人用)と未就学児用(小児用)の2種類の電極パッドが入っている場合、成人(小学生以上)の傷病者に未就学児用(小児用)の電極パッドを使用してはいけません。
  • 未就学児用(小児用パッド)が無いなどやむを得ない場合は、成人用パッドで代用します。

電極パッド

電極パッドを貼り付ける位置

パッド2

プライバシーに配慮したAEDの使い方

傷病者に電極パッドを貼り付けた後は、三角巾等で胸を覆いプライバシー保護に努めてください。

リーフレット(表)三角巾12

リーフレット(表)(PDF:102KB)

リーフレット(裏)(PDF:178KB)

 2.心電図の解析

  • 電極パッドを貼り付けると「体に触れないで下さい」などと音声メッセージが流れ、自動的に心電図の解析が始まります。この時、「皆さん、離れて」と注意を促し、誰も傷病者に触れていないことを確認します。
  • 一部の機種には、心電図の解析を始めるために、音声メッセージに従って解析ボタンを押すことが必要なものがあります。

解析中は音声メッセーシ゛に従い離れる

貼り付け2

 3.電気ショック

  • AEDが電気ショックを加える必要があると判断すると「ショックが必要です」などの音声メッセージが流れ、自動的に充電が始まります。充電には数秒かかります。
  • 充電が完了すると、「ショックボタンを押してください」などの音声メッセージが出て、ショックボタンが点灯し、充電完了の連続音が流れます。
  • 充電が完了したら、「ショックします。みんな離れて」と注意を促し、誰も傷病者に触れていないことを確認し、ショックボタンを押します。

ポイント

  • ショックボタンを押す際は、必ず自分が傷病者から離れ、さらに誰も傷病者に触れていないことを確認します。
  • 電気ショックが加わると、傷病者の腕や全身の筋肉が一瞬ケイレンしたようにビクッと動きます。

ショックボタンを押す

スイッチ

 4.心肺蘇生法を再開

電気ショックが完了すると、「ただちに胸骨圧迫(心臓マッサージ)を開始してください」などの音声メッセージが流れますので、これに従って、ただちに胸骨圧迫を再開します。
胸骨圧迫30回、人工呼吸2回の組み合わせを続けます。

ポイント

AEDを使用する場合でも、AEDによる心電図の解析や電気ショックなど、やむを得ない場合を除いて、胸骨圧迫と人工呼吸をできるだけ絶え間なく続けることが大切です。

ただちに胸骨圧迫を再開

大前ちゃん

 5.AEDの手順と心肺蘇生法の繰り返し

  • 心肺蘇生法を再開して2分(胸骨圧迫30回と人工呼吸2回の組み合わせを5サイクルほど)経ったら、AEDは自動的に心電図の解析を再び行います。音声メッセージに従って傷病者から手を離し、周りの人も傷病者から離れます。
  • 以後は、<2.心電図の解析、3.電気ショック、4.心肺蘇生法の再開>の手順を、約2分間おきに繰り返します。
  • 救急隊に引き継ぐまでは、電極パッドははがさず、AEDの電源も入れたままにしておいてください。

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お問い合わせ

所属課室:消防本部救急課 

赤穂市加里屋1120番地120

電話番号:0791-43-6884

ファックス番号:0791-45-0119