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更新日:2024年10月21日
有機フッ素化合物のうち、ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物を総称して「PFAS」と呼び、1万種類以上の物質があるとされています。
PFASの中でも、ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)及びペルフルオロオクタン酸(PFOA)は、これまで日本国内においても金属メッキ処理剤や撥水剤など幅広い用途で使用されてきました。これらの物質は、難分解性、高蓄積性及び長距離移動性という性質を持つことから、半永久的に環境中に残留すると考えられております。そのため、近年では、人の健康や動植物の生息・生育に影響を及ぼす可能性が懸念され、PFASに対して国内で規制などの取り組みが進められています。
また、水道分野では、厚生労働省が令和2年4月にPFOS及びPFOAを水質管理目標設定項目に位置づけ、暫定目標値として「PFOSとPFOAの合算値で50ng/L(1リットル当たり50ナノグラム)以下」と設定されました。(1ナノグラム=0.000001ミリグラム)
赤穂市では、令和3年度より市内の各配水エリアにおけるPFOS及びPFOAについて定期的に水質検査を行っており、現在までに国が定める暫定目標値を超過したことはありません。
今後も、水質検査等を継続して実施し、安全な水道水の供給に努めてまいります。